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朝起きると知らない男性が私の部屋にいた。
彼は眼鏡をかけていて、やや細身の肉体をしており、年は四十代半ばといたところか。

声をかけると彼は目覚めた私に気付いた。
彼は隣の部屋に越してきた住人で、ベランダの仕切りをドライバーで無理やり外し、私がうっかりかけ忘れていた窓から侵入してきたらしい。
なんかもう怖い。本当に怖い。怖い以外の感想が出てこない。


そのあとなんやかんやあって彼と出かけることに。


テンションの上り下がりが激しいその男は、ちょっとした会話の中で気に入らないものがあるとすぐに持っていたナイフを振り回した。
なので、言葉には非常に気を付けて会話をしなければならない。
精神をすり減らしながら、私は110番にダイヤルした。
しかしその日は日曜日だたので、繋がらなかった。
おいおい警察なのに土日休みとかふざけるな!犯罪は年中無休だぞ!

ようやくつながったかと思えば、つながった先はなぜかお台場の警察署。
ここはさいたまだぞ。なんでだ。
男にばれないように簡潔に状況を話すと、はいじゃあ何かあったらまた連絡ください~と言って電話は切れてしまった。
いや業務連絡ではないのだがよ…


もう諦めて男と歩いていると、ある単語(何かは忘れた)が彼の逆鱗に触れたらしく、彼は持っていたナイフを手に私に襲いかかってきた。
必死に逃げた。全身全霊で逃げた。

しかし足が遅い私はあっという間に曲がり角においつめられ、逃げ場を失くした。

男が私にナイフを振りかぶっていた瞬間、


私はなぜか持っていたジュラルミンの包丁で、


彼の体をめった刺しにした。
刺さっていないところがないというくらい、とにかく刺した。


彼はもう息をしていなかった。





それから長い時間が経った。
放心した私のもとに、ようやくパトカーがやってきた。


警察官に紙とペンを渡され、私は

動機 の欄の 正当防衛
希望刑期 の欄の 無罪

○をした。








という







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プロフィール
HN:
川端詩織
年齢:
36
性別:
女性
誕生日:
1988/03/21
職業:
フリーター
趣味:
アコギ弾き語り
自己紹介:
1988年3月21日生まれ。AB型(Rh-)。さいたま市浦和区在住。
大学のサークルでアコースティックギターに出会い、目覚める。
好物は餃子、にんにく、ごま油、生魚。
豚肉>>牛肉
部屋が汚いです。
夜型人間です。
趣味は寝ることと食べること。
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