大きな地震がきたって

あーなたのロケットでーっ♪


お久しぶりです。
先だっての大きな地震を乗り越え、月曜日で23歳になりました。
ありがとうございます。
もうおばあちゃんです。


地震が起きてから、いろいろなことを考えていました。
考えるきっかけは、予定していたライブが延期になったこと。
それまではネットのニュースからの情報しか得られなかったので、どこか他人事のように感じていました。
それが、こうして自分に影響が出たことで、ようやく災害の規模の大きさを考えるきっかけになりました。

延期が決まった当日、たまたま実家に帰っていて、そしてテレビの映像で見た、悲惨な状況。
その次の日から計画停電が始まりました。

ずっと考えていたこと。

埼玉に住んでいる私なんて、大した被害なんて出ていないのに、どうしてこんなにさみしいんだろう。
ツイッターやラジオでは、日本頑張ろう、みんなで頑張ろうってきれいな言葉が飛び交っている。
でも私は心から素直にそれに賛同できない。
どうせみんな口ではそう言っても、本心はどうだかね、とか思ってしまう。
そう考えてしまう自分の汚さが、まるで人でなしみたいで、
いつだってそうやって自分がかわいくて、
被災地の人なんて私よりずっとずっと大変な環境にいるのに、私程度が日常を取り戻したがっていて、
それはとても贅沢でわがままなことなんじゃないかだとか、
そんな自分を私自身は否定していて、受け入れがたくて、最低だと思っていて、
そのくせ誰かに慰めてほしくて、優しくしてほしくて、
だらだら心のなかを吐露したりして、

もう本当にぐちゃぐちゃでした。

物理的な被害は皿が割れたくらいで、あとは職場から2時間歩いて帰ったくらいで、
もう本当に大したことはないんですけど、
今回の地震で自分の浅ましさ、我が身かわいさに気付かされました。

私は本当に人間として最低です。


でも、
そんな最低な私でも、
私が私のことを好きになれる瞬間があります。

それは自分の作った曲をギターを弾いて、歌を歌っているとき。


曲の良し悪しとか、技術とか、第三者の視点から見れば未熟な点はたくさんあると思います。
声が気に入らないとか、そういう思考の違いもあるかもしれません。

でも、曲を演奏しているその時は、私はこの世界に私だけという実感を持てる。持てます。
だから好きなのかもな。



ネガティブをまき散らしてすみません。
心配してくれた人たち、本当にありがとう。


私がギターを持っている時は、私はいつだって最高の私です。


ライブは、「中止」ではなく「延期」です。
近いうちに元気な姿を、最高の演奏を、楽しい空間をお届けできるように、私は頑張ります。
弱い私は、頑張ります。